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2024/06/13 15:06

スパインの250ものワイナリーから成るCava原産地呼称統制委員会と
24のハモン・セラーノ生産者から成るスペイン・ハモン・セラーノ協会がコラボレーションし、
今年から3年間、日本でプロモーション活動を展開することになりました。


オープニングセレモニーでは、目の前でカットされたハモン・セラーノとカバを楽しみました。
参加者はスペイン食材を扱うプロばかりなので、皆さん部位ごとに食べ比べてみたりしていました。


プレゼンテーションのあとは、賞味会です。
まずは、熟成期間の異なるハモン・セラーノの食べ比べと、ロゼのカヴァの試飲。
熟成期間が長いものの方が香りが良く、旨味もあります。

次は、アスパラガス ハモン・セラーノの菜園 というメニュー。
生ハムが良いアクセントになっています。

佐渡島から届いた鮮魚 あられのお茶漬け ジュリエンヌ

イベリコ豚の温燻 ミョウガとシブレットのルーロー

カヴァは、ロゼとグラン・レゼルヴァの二種類でした。

このようなプロモーションは美味しく楽しい体験ができてとても嬉しいですね。
私も、知り合いのシェフ達に案内してみたいと思いました。


~ おまけ(Cavaの生産者に行って来た時のはなし) ~
スペイン国内で伝統的な製法で作られているCavaは、フランスのシャンパンと同じように
瓶の中で発酵させて作りるスパークリング・ワインです。

これは1847年にフランスのシャンパーニュ地方から製法が伝授されたことに由来し、
スペインではカタルーニャ地方で作られることが多く全体の95%ともいわれています。
ちなみにCavaとは、カタルーニャ語で“洞窟”を意味する言葉です。

CAVAのDO(産地個称)を保有しているのはコムタッツ・デ・バルセロナ、バリェ・デル・エブロ、
ビニェドス・デ・アルメンドラレッホ、レバンテ地域の4つのエリアしかありません。


ステンレスタンクで一次発酵した後、生酒を瓶に移し酵母(レバターラ)を加えて二次発酵させていきます。
二次発酵ではフタをした瓶をラックにならべ、1日に1/6ずつ回転させていきます。


これはオリが沈殿しきって固まらないようにするためです。手間はかかりますが大切な作業なのだそうです。

発酵できた瓶を₋20℃の液体に入れるとオリが凍って表面に浮いてくるので、すくいだしてコルクで栓をします。
(オリに含まれている酵母は生きているので、集めて再度葡萄の絞りかすと一緒にすると発酵が進みます。
これをマンゴ・チェロと呼ばれるアルコール度数の高い蒸留酒にするそうですが、流通はしていません。)

このボデガ(ワイナリー)のCAVAは上品な味とふくよかな香りが特徴です。
私もハモン・セラーノをつまみに飲んでいます。

ハモン・セラーノはこちらからお求めいただくこともできますよ。

ハモン・セラーノ

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